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2026年4月14日、Claude Codeに超大型アップデートが施されました。しかも月額料金、据え置きで。
ここ数日、XでClaude関連のポストが一気に増えましたよね。
「Claudeが寝てる間にコード書いてくれてた」 「朝起きたらPR5本送られてきた」 「Excelの月次レポート、全部Claudeに作らせた」
これ全部、2026年4月14日のアップデートで可能になりました。中身はこの3つ。
① デスクトップアプリ全刷新(5本10本のセッションを同時に指揮できる)
② Routines(PC閉じてても、クラウドで自動実行してくれる)
③ Cowork GA(Excel・PPT・メールもAIに任せられる)
要するに、Claude Codeが「1人用のAIエンジニア」から「AI開発会社」レベルに進化しました。
同じサブスクのまま、社員が勝手に増えた感じです。
で、ここが本題なんですが。
このアップデートに対応できた人と、できなかった人で、半年後の仕事のラクさが別次元になります。
対応した人は、朝起きてPCを開くと、昨夜Claudeに頼んだ3つの仕事が全部終わってます。 コミット済み、テスト済み、Slackに進捗報告まで届いてる。
昼は5本のセッションを同時並行で動かしながら、片手でExcelの月次レポートをClaudeに作らせる。 夜はRoutinesに明日分のタスクを仕込んでPCを閉じる。
対応しなかった人は、1つのウィンドウで1セッション、1個ずつ質問するだけ。 PCを閉じたら止まる。 ExcelもPPTもメールも結局自分で作ってる。
気づいたら、周りの人が3倍のアウトプットを出してる。
同じサブスク。同じ値段。なのに差が10倍。
この記事は、2026年4月14日に解禁された「デスクトップ全刷新」「Routines」「Cowork GA」の3つを、全工程・全手順・対応の仕方まで1本に集約した決定版ガイドです。
読み終わる頃には、AI開発会社の社長側に立てます。
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さて、本題に入りましょう。
第一章 2026年4月14日、Claude Codeに何が起きたのか
まず、今回のアプデの全体像を30秒で把握します。これが分からないと、以降の章で「なんの話してるんだっけ?」になるので。
同時に解禁された3つの機能
2026年4月14日、Anthropicは3つの大きな発表を同じ日にやりました。
① Claude Codeデスクトップの全面刷新(macOS / Windows) → サイドバーで複数セッションを同時管理。ドラッグ&ドロップでパネルを並べ替え。ターミナル・ファイルエディタ・差分ビューア内蔵。
② Routines(ルーチン)の研究プレビュー開始 → Claude Codeの処理を「スケジュール実行」「GitHubイベント」「API呼び出し」で自動起動できるクラウド実行機能。ノートパソコンを閉じてても動く。
③ Coworkモードの一般提供開始(2026年4月9日にGA) → 開発者じゃない人向けのClaude版。Excel・PowerPoint・メール・ファイル整理などをClaudeにやらせられる。
この3つは、それぞれ別物なんですが、組み合わせると強烈です。
従来のClaude Code(〜2026年4月13日)vs 今のClaude Code
ビフォー:
セッションは1つ開くのが基本
自分のPCが起動してる間しか動かない
開発用。非エンジニアには少し敷居が高い
アフター(2026年4月14日以降):
サイドバーで5本も10本も同時に並行稼働できる
Routinesを設定すればクラウド上で自動実行。PCオフでも動く
CoworkでExcel・PPTX・メールもClaudeにやらせられる
要するに、「1人で使うAIエンジニア」から「AI開発会社」に進化した感じ。
この記事の狙い
この記事では「AI開発会社」のメタファーで統一していきます。
デスクトップ刷新 = 本社ビルが建った(複数の社員を同時に動かせる執務室)
Routines = 夜勤スタッフを採用した(自分が寝てても動く)
Cowork GA = 受付・事務・営業事務の社員も雇えるようになった
自分1人で全部やる時代から、AI社員を複数同時に動かす時代。天才の使い方はシンプルで、この3つを全部使う。凡人の使い方は、1つも使ってない。
それだけの差です。
この記事を読むべき人
Claude Codeを契約してるけど、正直1セッションしか使ってない人
アプデ後のUIが変わって、どこから触ればいいか分からない人
Routinesの存在は知ったけど、まだ使ってない人
Coworkって名前は見たけど、自分には関係ないと思ってた人
Claude Codeで副業を始めたい・単価を上げたい人
自分が寝てる間もAIに稼いでほしい人
1つでも当てはまるなら、このまま読み進めてください。
使うもの
① Claude Code デスクトップアプリ ── 司令塔 2026年4月14日にリリースされた新UI版。1つのウィンドウで複数セッションを同時操作できる。比喩で言うと、会社の社長室から各部署のデスクを見下ろせる感じ。
② Routines ── 夜勤スタッフ Anthropicのクラウド上で動く自動実行機能。スケジュール / GitHub / APIの3種類のトリガーで起動できる。
③ Cowork モード ── 事務・営業スタッフ Excel・PPTX・Gmail・ファイル整理などの知的労働を任せられる機能。2026年4月9日にGAして、Pro以上のプランなら誰でも使える。
この3つ。全部、既存のClaude Codeサブスクの範囲内で使えます(プラン別の制限はあり)。
全体の流れ
第二章:デスクトップ刷新のサイドバーで並列稼働(理解 15分)
↓
第三章:Routinesで自動実行を仕込む(理解 15分)
↓
第四章:CoworkモードでExcel/PPTを任せる(理解 10分)
↓
第五章:Routinesを実際に設定する(手順 20分)
↓
第六章:凡人vs天才のユースケース(応用 20分)
↓
第七章:天才テクニック5選(応用 15分)
合計約95分。ただし、読むだけなら15分。 それでは、始めましょう。
第二章 天才の使い方①:デスクトップ刷新の「サイドバー」で並列5本稼働
アプデ後のClaude Codeデスクトップを開くと、左側に新しいサイドバーが出ています。これが今回の主役です。
そもそもサイドバーって何?
一言でいうと、「今動いてるAI社員の出勤簿」です。
過去の自分:Claude Codeは1つのセッションを開いて、1個ずつタスクを投げる。終わってから次を投げる。
今の自分:サイドバーに5本のセッションが並んでいて、それぞれ別の作業をしている。Aのセッションはリファクタリング、Bはバグ修正、Cはドキュメント更新、Dは新機能の実装、Eはテスト追加。全部並列で走っている。
サイドバーは、各セッションの状態(実行中 / 入力待ち / 完了)を色分けしてリアルタイムで表示してくれます。プロジェクト別にグルーピングもできるので、どのリポジトリで何が走ってるかが一目で分かる。
凡人 vs 天才の使い方
凡人の使い方:
セッション1を開く
→ リファクタを指示
→ 完了を待つ(15分)
→ 終わったらバグ修正を指示
→ 完了を待つ(20分)
→ 終わったらテスト追加
合計:1本ずつ完了を待つ=累計60分。その間、自分は画面を見てるだけ。
天才の使い方:
セッション1:リファクタを指示
セッション2:バグ修正を指示(セッション1が走ってる間に)
セッション3:テスト追加を指示(1と2が走ってる間に)
セッション4:ドキュメント更新
セッション5:新機能の設計相談
合計:並列で走るので、全部終わるのは20分。その間、自分はちょくちょく差分を確認するだけ。
新機能その1:ドラッグ&ドロップのパネル配置
ウィンドウ内の各パネル(チャット・ターミナル・差分ビューア・ファイルエディタ)は全部ドラッグで好きな位置に並べ替えできます。
おすすめのレイアウト:
左:サイドバー(セッション一覧)
中央:今見てるセッションのチャット
右上:差分ビューア
右下:統合ターミナル
このレイアウトを1回作っておくと、以降は開くだけで同じ画面になる。集中力を切らさずに並列稼働を回せます。
新機能その2:統合ターミナル
アプデ前は、Claude Codeから提案されたコマンドを実行するために、別のターミナルアプリに切り替えてコピペ → 実行 → 結果をコピペして戻す、みたいな手順でした。正直、面倒でしたよね。
今は、デスクトップアプリの中にターミナルが内蔵されてる。テストの実行、ビルド、Gitコマンドが同じウィンドウ内で完結します。
新機能その3:ファイルエディタ内蔵
「あと1行だけ修正したいな」みたいな時、VS Codeや他のエディタに切り替えなくても、デスクトップアプリの中でファイルを開いて直接編集できるようになりました。
Claudeに頼むほどじゃない微修正をサクッと済ませて、また並列セッションに戻る。この「文脈の切れ目が少なくなる」設計が、集中力を保つのに効いてきます。
新機能その4:サイドチャット(⌘+; / Ctrl+;)
これは地味にすごい機能です。
メインのセッションで大きなタスクを走らせてる最中に、ちょっとだけ質問したくなる瞬間ってありますよね。「この関数の命名どう思う?」「このライブラリとあのライブラリどっちがいい?」みたいな。
普通にメインのチャットで聞くと、大きなタスクの文脈を汚してしまう。メインセッションが「あ、もしかして方針変えたいのかな?」って誤解する可能性もある。
サイドチャットは、メインのスレッドから「文脈だけ引き継いで、書き込みはしない」分岐チャットを開ける機能。聞きたいことだけ聞いて、メインセッションは邪魔しない。
使い方:⌘+;(Mac)または Ctrl+;(Windows)を押すだけ。
差分ビューア(大規模差分に強くなった)
リファクタリングを任せると、100ファイルを超える差分が出ることがあります。アプデ前の差分ビューアは、ここで重くなりがちでした。
今の差分ビューアは、大規模差分向けに作り直されていて、スクロールがかなり軽い。巨大なPRをレビューする時にストレスが減りました。
ここまでのスコアカード
✅ サイドバーで並列セッション5本稼働 → 所要時間が1/3以下に ✅ 統合ターミナル → アプリ切り替え不要 ✅ ファイルエディタ内蔵 → 微修正がその場で完結 ✅ サイドチャット(⌘+;)→ 文脈を汚さずに質問できる ✅ 差分ビューア刷新 → 大規模差分でも軽快
次の章では、3つのアプデの中でも一番影響が大きい「Routines」を見ていきます。自分が寝てても働き続けるAI社員の話です。
第三章 天才の使い方②:Routinesで「夜勤AI社員」を採用する
Routinesは、今回のアプデで一番ぶっ飛んでる機能です。
そもそもRoutinesって何?
一言でいうと、「Claude Codeの自動予約実行機能」です。
ただし、普通のcronやGitHub Actionsと違うのは、Anthropicのクラウド上で動くこと。自分のノートパソコンを閉じてても、電源切ってても、Claudeが勝手に動きます。
公式の説明では、Routineは「プロンプト+1つ以上のリポジトリ+コネクタ一式をパッケージ化したもの」。これを保存しておいて、以下のトリガーで起動できます。
スケジュール(毎時・毎日・平日・毎週など)
GitHubイベント(プルリクエストの作成、リリース公開など、Webhookで起動)
API呼び出し(自分のアプリから /fire エンドポイントを叩く)
2026年4月14日にリサーチプレビューとしてリリースされました。Pro / Max / Team / Enterpriseの全プランで使えますが、1日の実行回数に上限があります(後述)。
凡人 vs 天才の使い方
凡人の使い方:
朝、自分がPCを開く
「昨日の夜に来たissueを整理して」とClaudeに頼む
10分待つ
その後、別のタスクに取り掛かる
結果、朝の30分をissue整理に使う
天才の使い方:
毎朝7時に自動でRoutineが走るよう設定
「昨夜のissueを優先度順に並べてSlackに投げる」を毎朝7時に起動
自分が起きる頃には、整理済みのissueリストがSlackに届いている
朝の最初の30分は、コードを書くことに使える
「朝の30分」が毎日浮くと、月に10時間。時給5,000円換算で月5万円分です。
Routinesで自動化できる代表的な処理
issue / PRのトリアージ 毎朝9時に「今朝のissueとPRを、優先度別に並べる」Routineが走る。
ドキュメント更新のチェック 毎週月曜の朝に「今週のPRで仕様が変わった箇所のドキュメントを更新」する。
リリースノートの下書き GitHubで新しいタグ(v1.2.0など)が切られたら、自動でリリースノート下書きをPRとして作成。
依存関係の脆弱性スキャン 毎週金曜の夜に「package.jsonの依存関係を最新のセキュリティ情報と突き合わせて、リスクのあるものをissue起票」。
顧客問い合わせへの初動返信 自社アプリから /fire を叩いて、問い合わせ内容を分析 → 一次返信の下書きを作成。
プラン別の1日の実行回数制限
Pro(月20ドル):5 routines / 日
Max(月100ドル / 月200ドル):15 routines / 日
Team / Enterprise:25 routines / 日
注意点:Routine実行はインタラクティブセッションと同じトークン枠を使います。別料金ではなく、既存のサブスク枠から消費される仕組みです。
GitHub Webhook連携の仕組み
リポジトリをRoutineに登録しておくと、そのリポジトリで指定イベント(プルリク作成・マージ・issueラベル付与など)が起きた瞬間に、自動で新しいセッションが起動します。
例:プルリクが作られた瞬間に「PRの内容をレビューして、コードスタイルに違反してたらコメント」を走らせる。
注意点:リサーチプレビュー中は、1つのRoutineあたり、またアカウント全体あたり、1時間ごとの実行回数に上限があります。スパム的に起動しまくると止まるので、必要なイベントだけに絞り込みましょう。
API呼び出し(/fireエンドポイント)
自分のアプリや他のサービスから、Routineを手動で発火させるためのHTTPエンドポイントも用意されています。
エンドポイント:/fire
必須ヘッダー:experimental-cc-routine-2026-04-01(リサーチプレビュー用のベータヘッダー)
これを使うと、Slackの特定スタンプ → Routine起動、Notion特定ページの更新 → Routine起動、みたいな連携が組めます。
ここまでのスコアカード
✅ Routines = クラウド自動実行 → PCを閉じてても動く ✅ スケジュール / GitHub / APIの3種類のトリガー ✅ 既存サブスク枠内で使える(Pro 5/日、Max 15/日、Team/Ent 25/日) ✅ 毎朝のissue整理・週次のドキュメント更新・リリース下書きなど定型仕事が消える
次は、3つ目のアプデ「Coworkモード」。非エンジニアでもClaude Codeの力を借りられるようになった話です。
第四章 天才の使い方③:Cowork GAでエンジニア以外にも仕事を任せる
Coworkモードは、2026年4月9日に一般提供(GA)が開始されました。ここを見落としてる人、かなり多いです。
そもそもCoworkって何?
一言でいうと、「Claude Codeの、コードを書かない版」です。
Claude Code本体はエンジニア向けで、ターミナルやIDEから使うのが基本。Coworkは、同じClaudeのエージェント能力を、Excel・PowerPoint・メール・ファイル整理など、オフィスワーク全般に使えるようにしたモードです。
macOSとWindowsのデスクトップアプリで動きます。Pro / Max / Team / Enterpriseの有料プラン契約者なら誰でも使える。
何ができるのか
Excelで任せられる仕事:
売上データから月次サマリーを自動作成
複数シートにまたがる集計を関数込みで組む
ピボットテーブルやグラフの自動生成
PowerPointで任せられる仕事:
提案書の下書きをテキストから自動生成
既存スライドのテンプレートに沿って新規ページを追加
データを渡して、グラフ付きのサマリースライドを作成
ファイル整理で任せられる仕事:
デスクトップの散らかったファイルをプロジェクト別にフォルダ分け
命名規則を統一してリネーム
重複ファイルの検出
プラグインで拡張できる機能:
Google Workspace(Calendar / Drive / Gmail)連携
DocuSign、Apollo、Clay、Outreach、Similarweb、FactSet、WordPress、Harveyなどの業務系コネクタ
Slack by Salesforce、LSEG、S&P Global、Apollo、Common Roomなどのパートナー製プラグイン
特に注目:Excel × PowerPointの連携
これ、地味にすごい機能です。
従来:ExcelでまとめたデータをPowerPointに貼る時、コピー&ペースト、グラフのキャプチャ、位置調整、フォント調整を全部手動でやっていた。1スライドで10〜20分。
Cowork:「売上データからサマリーを作って、そのグラフを提案書の3ページ目に入れて」と日本語で指示するだけ。Claudeが2つのアプリ間で文脈を引き継いでくれます。
Plugin Create(プラグイン作成機能)
Coworkには「Plugin Create」という、プラグインをゼロから作成するための組み込みプラグインがあります。Anthropic公式のテンプレートから始めて、自社の業務に合わせて改造することもできる。
Enterpriseだと、自社専用のプライベートマーケットプレイスを作って、組織内に配布もできる。管理者がチームごとにアクセスできるプラグインを制御する仕組みです。
凡人 vs 天才の使い方
凡人:Cowork知ってるけど「自分はエンジニアだから関係ない」と思って触ってない。
天才:
週次のレポート作成(Excel集計+PPT提案書)をCoworkに任せて、自分の時間を空ける
Gmail連携で「新着メールを優先度別に仕分け」を自動化
ファイル整理Routineを毎週金曜の夜に走らせて、週明けはキレイなデスクトップから始まる
Coworkは非エンジニア向けと言われますが、エンジニアこそ恩恵を受けます。コードを書く時間を、コード以外の仕事に邪魔されなくなるからです。
ここまでのスコアカード
✅ Cowork GA(2026年4月9日)→ Pro以上の全プランで使える ✅ Excel・PPTX・メール・ファイル整理を任せられる ✅ Google Workspace、DocuSign、Harveyなど10+の業務コネクタ ✅ Excel × PPTのクロスアプリ連携で提案書作成が1/10の時間に ✅ Plugin Createで自社業務用のプラグインを自作できる
第五章 実際にRoutinesを設定する完全手順
ここから手を動かします。Routinesを1本、実際に作ってみましょう。お題は「毎朝7時に、指定リポジトリの昨日発生したissueを優先度順に並べて、要約レポートを作る」。
ここは1回だけ ── Routine作成の下準備
Claude Codeデスクトップ(2026年4月14日以降のバージョン)を開く
サイドバーの下にある「Routines」タブをクリック
画面右上の「+ New Routine」ボタンを押す
ここまでが、初回だけの準備。あとは以下の画面で設定していきます。
設定画面の入力項目
Routineの新規作成画面で入力する項目:
┌──────────────────────────────────────────────────────────┐
│ Name: (ルーチンの名前) │
│ Repository: (対象のGitHubリポジトリを選択) │
│ Trigger: (Schedule / GitHub Event / API から選ぶ) │
│ Schedule: (cron形式 or プリセット) │
│ Prompt: (Claudeへの指示を日本語でOK) │
│ Connectors: (Slack / Notionなど、使うコネクタを選択) │
└──────────────────────────────────────────────────────────┘
★ここだけ毎回やる ── プロンプトの書き換え
実際に入力する内容はこんな感じです。
Name:
朝7時のissue整理
Trigger:Schedule を選ぶ
Schedule:
0 7 * * *
(毎朝7時の意味。慣れないうちはプリセットの「Every day at 7:00 AM」を選べばOK)
Prompt:
★ここに日本語で指示を書く★
例えば、こんな感じ:
例1:「昨日0時〜今朝7時までに起票されたissueを集めて、優先度(High / Medium / Low)別に並べ替え、要約をMarkdown形式で出力してください。出力はSlackの #dev チャンネルに投稿してください。」
例2:「このリポジトリに過去24時間で作られたPRをレビューして、セキュリティ上のリスクがあるものだけをissueとして起票してください。タイトルは『【要確認】{PR番号}:{リスク内容}』の形式で。」
例3:「昨日マージされたPRの差分を読んで、ユーザー向けリリースノートを日本語で下書きしてください。完了したら、ドラフトPRとしてdocs/release-notes.mdに追加してください。」
→ 見てください。変わっているのは「」の中の日本語の指示だけ。Name、Schedule、Connectors設定は、目的が変わった時だけ変えればいい部分です。
設定後のテスト実行
設定が終わったら、画面右上の「Run Once」を押して手動テストします。いきなり毎朝7時に走らせて、もし指示が悪かったらSlackに変なメッセージが投稿されて恥ずかしい思いをするので、必ず1回手動で動かして結果を確認してください。
成功すると、指定したSlackチャンネルに要約レポートが投稿されます。Claude Codeデスクトップの「Sessions」タブには、そのRun Onceの実行ログも残るので、何を考えてどう動いたかが後から読み返せます。
バッチリ動いてます。
GitHubイベントで起動するRoutineの作り方
スケジュールじゃなくて、GitHubの特定イベントで起動したい場合:
Trigger を GitHub Event に切り替え
イベント種別を選ぶ(Pull Request Opened / Release Created / Issue Labeled など)
フィルタ条件を追加(特定のラベルが付いた時だけ、特定のブランチの時だけ、など)
例:「ラベルneeds-reviewが付いたPRが作られた瞬間に、コードレビューを実行する」Routineを作れば、自分がPCを閉じててもレビューが始まります。
APIから発火させる場合
自分のアプリやツールからRoutineを起動したい場合は、/fire エンドポイントを叩きます。必須ヘッダー:experimental-cc-routine-2026-04-01。
このコマンドの構造:
┌──────────────────────────────────────────────────────────┐
│ curl -X POST \ │ ← そのまま
│ -H "Authorization: Bearer (メモしたAPIトークン)" \ │ ← 1回メモしたら同じ
│ -H "experimental-cc-routine-2026-04-01" \ │ ← そのまま
│ -d '{"routine_id": "(ルーチンID)", "payload": {...}}' \ │ ← ルーチンごとに変更
│ https://api.anthropic.com/v1/routines/fire │ ← そのまま
└──────────────────────────────────────────────────────────┘
これを自分のWebフックレシーバーやSlackボットから叩けば、任意のタイミングでRoutineを発火させられます。
ここまでのスコアカード
✅ Routine新規作成 → できた ✅ Schedule(毎朝7時)トリガー設定 → できた ✅ Run Onceでテスト → Slack投稿を確認 ✅ GitHubイベントトリガーも理解 ✅ APIから発火させる方法も理解
第六章 凡人 vs 天才のユースケース5連発
ここからが本番です。実際の仕事シーンで、同じ状況でも「凡人」と「天才」がどう違う使い方をするかを5つ並べます。
使い方① ── 大きなリファクタリング案件が来た
凡人の動き: Claude Codeのメインセッションを1つ開いて、「このリポジトリをTypeScript化して」と指示。1時間放置。終わったら差分をレビュー。問題があったら直してもらう。完了まで3時間。
天才の動き: サイドバーに5本のセッションを並列で立ち上げる。
セッションA:srcフォルダのTypeScript化
セッションB:テストコードの型付け
セッションC:設定ファイル(tsconfig.jsonなど)の整備
セッションD:CIパイプラインの型チェック追加
セッションE:ドキュメントの型情報追記
それぞれに指示を出して、並列で走らせる。自分は差分レビューに集中。完了まで1時間。
💡 コツ:並列稼働する時は、互いに干渉しない範囲に作業を分割するのがポイント。同じファイルを別セッションが同時に触ると、後発のセッションがコンフリクトに巻き込まれます。
使い方② ── 毎朝のissueトリアージ
凡人の動き: 朝9時に出社してSlackとGitHubを見る。通知が100件。1つずつ確認して優先度を判断。ここで30分〜1時間。本題の仕事に入るのが10時。
天才の動き: Routineで「毎朝7時にissueとPR通知を要約してSlackに投稿」を設定済み。自分が起きる頃にはSlack #dev チャンネルに優先度別のサマリーが届いている。朝一番で30秒読めば、今日の優先順位が決まる。
指示例:「昨日0時〜今朝7時までの間に起票されたissueを集めて、ラベル・タイトル・起票者・優先度推定を並べて、Markdown形式でSlackに投稿してください。」
使い方③ ── 土曜日に急に「月曜の朝イチで提案書出して」と言われた
凡人の動き: 土日で資料作成開始。ExcelでデータをまとめてPowerPointに貼り付け。グラフのキャプチャ、位置調整、フォント統一、レイアウト調整。土日が潰れる。
天才の動き: CoworkモードでExcelファイルを開いて「先月の売上データから、前年同月比・カテゴリ別・地域別の3つの切り口でサマリーを作って、その結果を『提案書テンプレ.pptx』の3〜7ページ目に入れて」と日本語で指示。30分で提案書の下書きが完成。
土曜の残りの時間は家族と過ごす、または副業案件を進める、または休む。
使い方④ ── リリース前夜、dependabotが100件PRを作ってた
凡人の動き: 1つずつPRを開いて、差分を見て、テストを走らせて、マージ可否を判断。夜通し作業。
天才の動き: GitHub WebhookトリガーのRoutineを仕込んでおく。「dependabotが作ったPRは、ビルド・テストが通ってbreaking changeが無ければ自動でapproveラベル」するRoutine。 並列で、Claude Codeデスクトップのサイドバーに10セッション立てて、複雑なPR(メジャーバージョンアップなど)だけ手動レビュー。
深夜残業3時間が、レビュー30分に短縮。
使い方⑤ ── 顧客問い合わせに即レスしたい
凡人の動き: メールが来るたびにチェック。内容を読んで、関連ドキュメントを探して、回答文を書く。1件15分。1日20件で5時間。
天才の動き: 自社の問い合わせフォーム → APIで /fire エンドポイントを叩いて、Routineが起動。「問い合わせ内容を社内ナレッジと照合して、一次返信の下書きをGmailの下書きに保存」を自動化。 自分は下書きを確認して、微修正して送信するだけ。1件30秒。1日20件で10分。
このワークフローを他社にも提供すれば、自動化コンサルの案件として月10〜30万円単価で売れます。
💡 コツ:「一次返信の下書き」までを自動化する。最終送信は人間が確認するフローにすると、誤送信リスクを抑えつつ時短が実現します。
第七章 今日から真似できる「天才テクニック」5選
テクニック①:並列セッション命名規則を決める
サイドバーに5本も10本も並ぶと、どれがどれだか分からなくなります。
❌:「untitled」「untitled 2」「untitled 3」 ⭕:「refactor-auth」「bugfix-login」「docs-update」
命名規則のおすすめパターン:
{作業種別}-{対象}
例: refactor-auth, bugfix-login, test-payment
セッション名はサイドバーで常に見えるので、この規則を守るだけで自分の脳のワーキングメモリが節約されます。
テクニック②:サイドチャットをメモ代わりに使う
サイドチャット(⌘+; / Ctrl+;)は、メインセッションに書き込まないので、軽い質問やメモに最適。
使い方:
「この関数の命名、loadUserData と fetchUser どっちが一般的?」
(確認して)
「このエラーメッセージ、ユーザーに何をしてほしいか伝わる?」
(確認して)
「このライブラリ、メンテナンスされてる?最終コミットはいつ?」
メインスレッドが「方針変更かな?」と誤解することがないので、気軽に何でも聞けます。社内のちょっとした質問を隣の席のエンジニアに投げる感覚。
テクニック③:Routineプロンプトは「指示」ではなく「仕事の依頼」として書く
❌ダメな例: 「issueを整理して」
⭕良い例: 「以下の手順で作業してください。
過去24時間に起票されたissueをリストアップ
ラベルをもとに優先度を High / Medium / Low で分類
各issueに対して、想定される工数(S / M / L)を書き添える
結果をMarkdown形式でまとめて、Slackの #dev チャンネルに投稿
投稿のタイトルは『{日付} 朝のissue整理』で統一」
Routineは自分がいない時に動くので、手順を明示的に書いておくほど安定します。人間のアルバイトに最初の1週間で仕事を教える感覚。
テクニック④:「毎回やること」と「1回だけやること」を意識的に分ける
Routineを設計する時、この切り分けが抜けていると、ちょっと条件が変わるたびに作り直す羽目になります。
1回だけやること:
リポジトリの指定
Slackのチャンネル設定
必要なコネクタの接続
トリガー(スケジュール or GitHubイベント)の決定
毎回やること:
Prompt内の「対象期間」「対象ラベル」「出力先」などのパラメータ
後者だけ「★ここを変える★」みたいなコメントで明示しておくと、3ヶ月後の自分が「これ何だっけ」にならない。
テクニック⑤:CoworkとRoutinesを組み合わせる
CoworkとRoutinesは、別の機能に見えますが、組み合わせると強烈です。
例:「毎週金曜の18時に、今週のGitHubアクティビティ(マージされたPR一覧、オープン中のissue数、デプロイ回数)をまとめて、経営会議用のPowerPointスライドを1枚作って、Google Driveにアップロード」
これをRoutineで設定。Coworkのプラグイン(PowerPoint + Google Drive)を使えば、スライド生成とアップロードまで全自動。月曜の朝イチで上司にSlackで「先週のレポートはドライブにあります」と投げるだけ。
自分の仕事がどんどん「人間にしかできないこと」に集約されていきます。
よくある質問
Q: Routinesは無料で使えますか? いいえ。有料プラン(Pro / Max / Team / Enterprise)のサブスクが必要です。ただし、Routineの実行料金が別でかかるわけではなく、既存のサブスクトークン枠を消費する形なので、追加課金は発生しません。
Q: Pro(月20ドル)だと1日5回しか動かせないって、少なくないですか? 用途によります。1日1本を朝7時に動かすだけなら、週5×朝1本で十分。複数のRoutineを並行で走らせたい、GitHubイベントで都度起動したい、みたいなヘビーな使い方ならMax(月100ドル、15回/日)以上が必要です。
Q: Coworkと従来のClaude Codeは、どっちを使えばいいですか? 両方。コードを書く時はClaude Code本体、Excel・PPT・メール・ファイル整理はCowork、という使い分けです。両方とも同じサブスクで使えます。
Q: アプデ後にサイドバーが表示されません。 デスクトップアプリのバージョンを確認してください。2026年4月14日以降のバージョンに更新されていないと新UIは出てきません。アプリ内の「Check for Updates」から最新版をインストールしてください。
Q: GitHub Webhook連携が反応しません。 プレビュー期間中、1時間あたりのイベント受信回数に制限があります。スパム的にPR作成やラベル変更を繰り返すとスロットリングが入るので、必要なイベントだけに絞り込んでください。
Q: Routineが走ったか確認する方法は? Claude Codeデスクトップの「Sessions」タブに、Routineの実行履歴が全部残ります。何を指示されて、どのファイルを触って、どんな結果を出したかが後から全部読み返せます。
Q: この3つの新機能、どれから手を付けるべきですか? まずはデスクトップ刷新の「サイドバー並列稼働」から。既存の仕事の進め方をそのまま並列化するだけで効果が出るので、学習コストが一番低い。慣れてきたら、Routinesで定型仕事を自動化、最後にCoworkで非コード業務も巻き取る、の順がおすすめ。
まとめ
2026年4月14日、Claude Codeに起きた変化。
デスクトップ刷新。並列セッション。統合ターミナル。 Routines。クラウド自動実行。PC閉じても動く。 Cowork GA。Excel・PPT・メール・ファイル整理、全部可能。
凡人:前と同じ使い方を続ける。成果は据え置き。 天才:サイドバーで並列、Routinesで夜勤、Coworkで事務。成果は10倍。
同じサブスク。同じ値段。差は「知ってるかどうか」だけ。
この記事を読み終えたあなたは、もう天才側に立っています。
ここまで読んでくれたあなたへ
ここまで読んで「すごいのは分かった。でも、自分の業務にどう活かせばいいのかイメージが湧かない」と感じた方もいると思います。
僕の公式LINEでは、1on1のAIコンサルをやっています。
業務内容や課題を丁寧にヒアリングして、「じゃああなたの場合はこう使うといい」を一緒に考えます。
記事だけだと「一般論としては分かるけど、自分の場合は?」がどうしても残る。そこを埋めるための場です。
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アドネス株式会社 代表取締役 三上 功太 2026年4月

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Claude Code大型アップデート完全攻略|月額据え置きで"AI社員"が入社して生産性10倍にな
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2026年4月14日、Claude Codeに超大型アップデートが施されました。しかも月額料金、据え置きで。
ここ数日、XでClaude関連のポストが一気に増えましたよね。
「Claudeが寝てる間にコード書いてくれてた」 「朝起きたらPR5本送られてきた」 「Excelの月次レポート、全部Claudeに作らせた」
これ全部、2026年4月14日のアップデートで可能になりました。中身はこの3つ。
① デスクトップアプリ全刷新(5本10本のセッションを同時に指揮できる)
② Routines(PC閉じてても、クラウドで自動実行してくれる)
③ Cowork GA(Excel・PPT・メールもAIに任せられる)
要するに、Claude Codeが「1人用のAIエンジニア」から「AI開発会社」レベルに進化しました。
同じサブスクのまま、社員が勝手に増えた感じです。
で、ここが本題なんですが。
このアップデートに対応できた人と、できなかった人で、半年後の仕事のラクさが別次元になります。
対応した人は、朝起きてPCを開くと、昨夜Claudeに頼んだ3つの仕事が全部終わってます。 コミット済み、テスト済み、Slackに進捗報告まで届いてる。
昼は5本のセッションを同時並行で動かしながら、片手でExcelの月次レポートをClaudeに作らせる。 夜はRoutinesに明日分のタスクを仕込んでPCを閉じる。
対応しなかった人は、1つのウィンドウで1セッション、1個ずつ質問するだけ。 PCを閉じたら止まる。 ExcelもPPTもメールも結局自分で作ってる。
気づいたら、周りの人が3倍のアウトプットを出してる。
同じサブスク。同じ値段。なのに差が10倍。
この記事は、2026年4月14日に解禁された「デスクトップ全刷新」「Routines」「Cowork GA」の3つを、全工程・全手順・対応の仕方まで1本に集約した決定版ガイドです。
読み終わる頃には、AI開発会社の社長側に立てます。
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さて、本題に入りましょう。
第一章 2026年4月14日、Claude Codeに何が起きたのか
まず、今回のアプデの全体像を30秒で把握します。これが分からないと、以降の章で「なんの話してるんだっけ?」になるので。
同時に解禁された3つの機能
2026年4月14日、Anthropicは3つの大きな発表を同じ日にやりました。
① Claude Codeデスクトップの全面刷新(macOS / Windows) → サイドバーで複数セッションを同時管理。ドラッグ&ドロップでパネルを並べ替え。ターミナル・ファイルエディタ・差分ビューア内蔵。
② Routines(ルーチン)の研究プレビュー開始 → Claude Codeの処理を「スケジュール実行」「GitHubイベント」「API呼び出し」で自動起動できるクラウド実行機能。ノートパソコンを閉じてても動く。
③ Coworkモードの一般提供開始(2026年4月9日にGA) → 開発者じゃない人向けのClaude版。Excel・PowerPoint・メール・ファイル整理などをClaudeにやらせられる。
この3つは、それぞれ別物なんですが、組み合わせると強烈です。
従来のClaude Code(〜2026年4月13日)vs 今のClaude Code
ビフォー:
セッションは1つ開くのが基本
自分のPCが起動してる間しか動かない
開発用。非エンジニアには少し敷居が高い
アフター(2026年4月14日以降):
サイドバーで5本も10本も同時に並行稼働できる
Routinesを設定すればクラウド上で自動実行。PCオフでも動く
CoworkでExcel・PPTX・メールもClaudeにやらせられる
要するに、「1人で使うAIエンジニア」から「AI開発会社」に進化した感じ。
この記事の狙い
この記事では「AI開発会社」のメタファーで統一していきます。
デスクトップ刷新 = 本社ビルが建った(複数の社員を同時に動かせる執務室)
Routines = 夜勤スタッフを採用した(自分が寝てても動く)
Cowork GA = 受付・事務・営業事務の社員も雇えるようになった
自分1人で全部やる時代から、AI社員を複数同時に動かす時代。天才の使い方はシンプルで、この3つを全部使う。凡人の使い方は、1つも使ってない。
それだけの差です。
この記事を読むべき人
Claude Codeを契約してるけど、正直1セッションしか使ってない人
アプデ後のUIが変わって、どこから触ればいいか分からない人
Routinesの存在は知ったけど、まだ使ってない人
Coworkって名前は見たけど、自分には関係ないと思ってた人
Claude Codeで副業を始めたい・単価を上げたい人
自分が寝てる間もAIに稼いでほしい人
1つでも当てはまるなら、このまま読み進めてください。
使うもの
① Claude Code デスクトップアプリ ── 司令塔 2026年4月14日にリリースされた新UI版。1つのウィンドウで複数セッションを同時操作できる。比喩で言うと、会社の社長室から各部署のデスクを見下ろせる感じ。
② Routines ── 夜勤スタッフ Anthropicのクラウド上で動く自動実行機能。スケジュール / GitHub / APIの3種類のトリガーで起動できる。
③ Cowork モード ── 事務・営業スタッフ Excel・PPTX・Gmail・ファイル整理などの知的労働を任せられる機能。2026年4月9日にGAして、Pro以上のプランなら誰でも使える。
この3つ。全部、既存のClaude Codeサブスクの範囲内で使えます(プラン別の制限はあり)。
全体の流れ
第二章:デスクトップ刷新のサイドバーで並列稼働(理解 15分)
↓
第三章:Routinesで自動実行を仕込む(理解 15分)
↓
第四章:CoworkモードでExcel/PPTを任せる(理解 10分)
↓
第五章:Routinesを実際に設定する(手順 20分)
↓
第六章:凡人vs天才のユースケース(応用 20分)
↓
第七章:天才テクニック5選(応用 15分)
合計約95分。ただし、読むだけなら15分。 それでは、始めましょう。
第二章 天才の使い方①:デスクトップ刷新の「サイドバー」で並列5本稼働
アプデ後のClaude Codeデスクトップを開くと、左側に新しいサイドバーが出ています。これが今回の主役です。
そもそもサイドバーって何?
一言でいうと、「今動いてるAI社員の出勤簿」です。
過去の自分:Claude Codeは1つのセッションを開いて、1個ずつタスクを投げる。終わってから次を投げる。
今の自分:サイドバーに5本のセッションが並んでいて、それぞれ別の作業をしている。Aのセッションはリファクタリング、Bはバグ修正、Cはドキュメント更新、Dは新機能の実装、Eはテスト追加。全部並列で走っている。
サイドバーは、各セッションの状態(実行中 / 入力待ち / 完了)を色分けしてリアルタイムで表示してくれます。プロジェクト別にグルーピングもできるので、どのリポジトリで何が走ってるかが一目で分かる。
凡人 vs 天才の使い方
凡人の使い方:
セッション1を開く
→ リファクタを指示
→ 完了を待つ(15分)
→ 終わったらバグ修正を指示
→ 完了を待つ(20分)
→ 終わったらテスト追加
合計:1本ずつ完了を待つ=累計60分。その間、自分は画面を見てるだけ。
天才の使い方:
セッション1:リファクタを指示
セッション2:バグ修正を指示(セッション1が走ってる間に)
セッション3:テスト追加を指示(1と2が走ってる間に)
セッション4:ドキュメント更新
セッション5:新機能の設計相談
合計:並列で走るので、全部終わるのは20分。その間、自分はちょくちょく差分を確認するだけ。
新機能その1:ドラッグ&ドロップのパネル配置
ウィンドウ内の各パネル(チャット・ターミナル・差分ビューア・ファイルエディタ)は全部ドラッグで好きな位置に並べ替えできます。
おすすめのレイアウト:
左:サイドバー(セッション一覧)
中央:今見てるセッションのチャット
右上:差分ビューア
右下:統合ターミナル
このレイアウトを1回作っておくと、以降は開くだけで同じ画面になる。集中力を切らさずに並列稼働を回せます。
新機能その2:統合ターミナル
アプデ前は、Claude Codeから提案されたコマンドを実行するために、別のターミナルアプリに切り替えてコピペ → 実行 → 結果をコピペして戻す、みたいな手順でした。正直、面倒でしたよね。
今は、デスクトップアプリの中にターミナルが内蔵されてる。テストの実行、ビルド、Gitコマンドが同じウィンドウ内で完結します。
新機能その3:ファイルエディタ内蔵
「あと1行だけ修正したいな」みたいな時、VS Codeや他のエディタに切り替えなくても、デスクトップアプリの中でファイルを開いて直接編集できるようになりました。
Claudeに頼むほどじゃない微修正をサクッと済ませて、また並列セッションに戻る。この「文脈の切れ目が少なくなる」設計が、集中力を保つのに効いてきます。
新機能その4:サイドチャット(⌘+; / Ctrl+;)
これは地味にすごい機能です。
メインのセッションで大きなタスクを走らせてる最中に、ちょっとだけ質問したくなる瞬間ってありますよね。「この関数の命名どう思う?」「このライブラリとあのライブラリどっちがいい?」みたいな。
普通にメインのチャットで聞くと、大きなタスクの文脈を汚してしまう。メインセッションが「あ、もしかして方針変えたいのかな?」って誤解する可能性もある。
サイドチャットは、メインのスレッドから「文脈だけ引き継いで、書き込みはしない」分岐チャットを開ける機能。聞きたいことだけ聞いて、メインセッションは邪魔しない。
使い方:⌘+;(Mac)または Ctrl+;(Windows)を押すだけ。
差分ビューア(大規模差分に強くなった)
リファクタリングを任せると、100ファイルを超える差分が出ることがあります。アプデ前の差分ビューアは、ここで重くなりがちでした。
今の差分ビューアは、大規模差分向けに作り直されていて、スクロールがかなり軽い。巨大なPRをレビューする時にストレスが減りました。
ここまでのスコアカード
✅ サイドバーで並列セッション5本稼働 → 所要時間が1/3以下に ✅ 統合ターミナル → アプリ切り替え不要 ✅ ファイルエディタ内蔵 → 微修正がその場で完結 ✅ サイドチャット(⌘+;)→ 文脈を汚さずに質問できる ✅ 差分ビューア刷新 → 大規模差分でも軽快
次の章では、3つのアプデの中でも一番影響が大きい「Routines」を見ていきます。自分が寝てても働き続けるAI社員の話です。
第三章 天才の使い方②:Routinesで「夜勤AI社員」を採用する
Routinesは、今回のアプデで一番ぶっ飛んでる機能です。
そもそもRoutinesって何?
一言でいうと、「Claude Codeの自動予約実行機能」です。
ただし、普通のcronやGitHub Actionsと違うのは、Anthropicのクラウド上で動くこと。自分のノートパソコンを閉じてても、電源切ってても、Claudeが勝手に動きます。
公式の説明では、Routineは「プロンプト+1つ以上のリポジトリ+コネクタ一式をパッケージ化したもの」。これを保存しておいて、以下のトリガーで起動できます。
スケジュール(毎時・毎日・平日・毎週など)
GitHubイベント(プルリクエストの作成、リリース公開など、Webhookで起動)
API呼び出し(自分のアプリから /fire エンドポイントを叩く)
2026年4月14日にリサーチプレビューとしてリリースされました。Pro / Max / Team / Enterpriseの全プランで使えますが、1日の実行回数に上限があります(後述)。
凡人 vs 天才の使い方
凡人の使い方:
朝、自分がPCを開く
「昨日の夜に来たissueを整理して」とClaudeに頼む
10分待つ
その後、別のタスクに取り掛かる
結果、朝の30分をissue整理に使う
天才の使い方:
毎朝7時に自動でRoutineが走るよう設定
「昨夜のissueを優先度順に並べてSlackに投げる」を毎朝7時に起動
自分が起きる頃には、整理済みのissueリストがSlackに届いている
朝の最初の30分は、コードを書くことに使える
「朝の30分」が毎日浮くと、月に10時間。時給5,000円換算で月5万円分です。
Routinesで自動化できる代表的な処理
issue / PRのトリアージ 毎朝9時に「今朝のissueとPRを、優先度別に並べる」Routineが走る。
ドキュメント更新のチェック 毎週月曜の朝に「今週のPRで仕様が変わった箇所のドキュメントを更新」する。
リリースノートの下書き GitHubで新しいタグ(v1.2.0など)が切られたら、自動でリリースノート下書きをPRとして作成。
依存関係の脆弱性スキャン 毎週金曜の夜に「package.jsonの依存関係を最新のセキュリティ情報と突き合わせて、リスクのあるものをissue起票」。
顧客問い合わせへの初動返信 自社アプリから /fire を叩いて、問い合わせ内容を分析 → 一次返信の下書きを作成。
プラン別の1日の実行回数制限
Pro(月20ドル):5 routines / 日
Max(月100ドル / 月200ドル):15 routines / 日
Team / Enterprise:25 routines / 日
注意点:Routine実行はインタラクティブセッションと同じトークン枠を使います。別料金ではなく、既存のサブスク枠から消費される仕組みです。
GitHub Webhook連携の仕組み
リポジトリをRoutineに登録しておくと、そのリポジトリで指定イベント(プルリク作成・マージ・issueラベル付与など)が起きた瞬間に、自動で新しいセッションが起動します。
例:プルリクが作られた瞬間に「PRの内容をレビューして、コードスタイルに違反してたらコメント」を走らせる。
注意点:リサーチプレビュー中は、1つのRoutineあたり、またアカウント全体あたり、1時間ごとの実行回数に上限があります。スパム的に起動しまくると止まるので、必要なイベントだけに絞り込みましょう。
API呼び出し(/fireエンドポイント)
自分のアプリや他のサービスから、Routineを手動で発火させるためのHTTPエンドポイントも用意されています。
エンドポイント:/fire
必須ヘッダー:experimental-cc-routine-2026-04-01(リサーチプレビュー用のベータヘッダー)
これを使うと、Slackの特定スタンプ → Routine起動、Notion特定ページの更新 → Routine起動、みたいな連携が組めます。
ここまでのスコアカード
✅ Routines = クラウド自動実行 → PCを閉じてても動く ✅ スケジュール / GitHub / APIの3種類のトリガー ✅ 既存サブスク枠内で使える(Pro 5/日、Max 15/日、Team/Ent 25/日) ✅ 毎朝のissue整理・週次のドキュメント更新・リリース下書きなど定型仕事が消える
次は、3つ目のアプデ「Coworkモード」。非エンジニアでもClaude Codeの力を借りられるようになった話です。
第四章 天才の使い方③:Cowork GAでエンジニア以外にも仕事を任せる
Coworkモードは、2026年4月9日に一般提供(GA)が開始されました。ここを見落としてる人、かなり多いです。
そもそもCoworkって何?
一言でいうと、「Claude Codeの、コードを書かない版」です。
Claude Code本体はエンジニア向けで、ターミナルやIDEから使うのが基本。Coworkは、同じClaudeのエージェント能力を、Excel・PowerPoint・メール・ファイル整理など、オフィスワーク全般に使えるようにしたモードです。
macOSとWindowsのデスクトップアプリで動きます。Pro / Max / Team / Enterpriseの有料プラン契約者なら誰でも使える。
何ができるのか
Excelで任せられる仕事:
売上データから月次サマリーを自動作成
複数シートにまたがる集計を関数込みで組む
ピボットテーブルやグラフの自動生成
PowerPointで任せられる仕事:
提案書の下書きをテキストから自動生成
既存スライドのテンプレートに沿って新規ページを追加
データを渡して、グラフ付きのサマリースライドを作成
ファイル整理で任せられる仕事:
デスクトップの散らかったファイルをプロジェクト別にフォルダ分け
命名規則を統一してリネーム
重複ファイルの検出
プラグインで拡張できる機能:
Google Workspace(Calendar / Drive / Gmail)連携
DocuSign、Apollo、Clay、Outreach、Similarweb、FactSet、WordPress、Harveyなどの業務系コネクタ
Slack by Salesforce、LSEG、S&P Global、Apollo、Common Roomなどのパートナー製プラグイン
特に注目:Excel × PowerPointの連携
これ、地味にすごい機能です。
従来:ExcelでまとめたデータをPowerPointに貼る時、コピー&ペースト、グラフのキャプチャ、位置調整、フォント調整を全部手動でやっていた。1スライドで10〜20分。
Cowork:「売上データからサマリーを作って、そのグラフを提案書の3ページ目に入れて」と日本語で指示するだけ。Claudeが2つのアプリ間で文脈を引き継いでくれます。
Plugin Create(プラグイン作成機能)
Coworkには「Plugin Create」という、プラグインをゼロから作成するための組み込みプラグインがあります。Anthropic公式のテンプレートから始めて、自社の業務に合わせて改造することもできる。
Enterpriseだと、自社専用のプライベートマーケットプレイスを作って、組織内に配布もできる。管理者がチームごとにアクセスできるプラグインを制御する仕組みです。
凡人 vs 天才の使い方
凡人:Cowork知ってるけど「自分はエンジニアだから関係ない」と思って触ってない。
天才:
週次のレポート作成(Excel集計+PPT提案書)をCoworkに任せて、自分の時間を空ける
Gmail連携で「新着メールを優先度別に仕分け」を自動化
ファイル整理Routineを毎週金曜の夜に走らせて、週明けはキレイなデスクトップから始まる
Coworkは非エンジニア向けと言われますが、エンジニアこそ恩恵を受けます。コードを書く時間を、コード以外の仕事に邪魔されなくなるからです。
ここまでのスコアカード
✅ Cowork GA(2026年4月9日)→ Pro以上の全プランで使える ✅ Excel・PPTX・メール・ファイル整理を任せられる ✅ Google Workspace、DocuSign、Harveyなど10+の業務コネクタ ✅ Excel × PPTのクロスアプリ連携で提案書作成が1/10の時間に ✅ Plugin Createで自社業務用のプラグインを自作できる
第五章 実際にRoutinesを設定する完全手順
ここから手を動かします。Routinesを1本、実際に作ってみましょう。お題は「毎朝7時に、指定リポジトリの昨日発生したissueを優先度順に並べて、要約レポートを作る」。
ここは1回だけ ── Routine作成の下準備
Claude Codeデスクトップ(2026年4月14日以降のバージョン)を開く
サイドバーの下にある「Routines」タブをクリック
画面右上の「+ New Routine」ボタンを押す
ここまでが、初回だけの準備。あとは以下の画面で設定していきます。
設定画面の入力項目
Routineの新規作成画面で入力する項目:
┌──────────────────────────────────────────────────────────┐
│ Name: (ルーチンの名前) │
│ Repository: (対象のGitHubリポジトリを選択) │
│ Trigger: (Schedule / GitHub Event / API から選ぶ) │
│ Schedule: (cron形式 or プリセット) │
│ Prompt: (Claudeへの指示を日本語でOK) │
│ Connectors: (Slack / Notionなど、使うコネクタを選択) │
└──────────────────────────────────────────────────────────┘
★ここだけ毎回やる ── プロンプトの書き換え
実際に入力する内容はこんな感じです。
Name:
朝7時のissue整理
Trigger:Schedule を選ぶ
Schedule:
0 7 * * *
(毎朝7時の意味。慣れないうちはプリセットの「Every day at 7:00 AM」を選べばOK)
Prompt:
★ここに日本語で指示を書く★
例えば、こんな感じ:
例1:「昨日0時〜今朝7時までに起票されたissueを集めて、優先度(High / Medium / Low)別に並べ替え、要約をMarkdown形式で出力してください。出力はSlackの #dev チャンネルに投稿してください。」
例2:「このリポジトリに過去24時間で作られたPRをレビューして、セキュリティ上のリスクがあるものだけをissueとして起票してください。タイトルは『【要確認】{PR番号}:{リスク内容}』の形式で。」
例3:「昨日マージされたPRの差分を読んで、ユーザー向けリリースノートを日本語で下書きしてください。完了したら、ドラフトPRとしてdocs/release-notes.mdに追加してください。」
→ 見てください。変わっているのは「」の中の日本語の指示だけ。Name、Schedule、Connectors設定は、目的が変わった時だけ変えればいい部分です。
設定後のテスト実行
設定が終わったら、画面右上の「Run Once」を押して手動テストします。いきなり毎朝7時に走らせて、もし指示が悪かったらSlackに変なメッセージが投稿されて恥ずかしい思いをするので、必ず1回手動で動かして結果を確認してください。
成功すると、指定したSlackチャンネルに要約レポートが投稿されます。Claude Codeデスクトップの「Sessions」タブには、そのRun Onceの実行ログも残るので、何を考えてどう動いたかが後から読み返せます。
バッチリ動いてます。
GitHubイベントで起動するRoutineの作り方
スケジュールじゃなくて、GitHubの特定イベントで起動したい場合:
Trigger を GitHub Event に切り替え
イベント種別を選ぶ(Pull Request Opened / Release Created / Issue Labeled など)
フィルタ条件を追加(特定のラベルが付いた時だけ、特定のブランチの時だけ、など)
例:「ラベルneeds-reviewが付いたPRが作られた瞬間に、コードレビューを実行する」Routineを作れば、自分がPCを閉じててもレビューが始まります。
APIから発火させる場合
自分のアプリやツールからRoutineを起動したい場合は、/fire エンドポイントを叩きます。必須ヘッダー:experimental-cc-routine-2026-04-01。
このコマンドの構造:
┌──────────────────────────────────────────────────────────┐
│ curl -X POST \ │ ← そのまま
│ -H "Authorization: Bearer (メモしたAPIトークン)" \ │ ← 1回メモしたら同じ
│ -H "experimental-cc-routine-2026-04-01" \ │ ← そのまま
│ -d '{"routine_id": "(ルーチンID)", "payload": {...}}' \ │ ← ルーチンごとに変更
│ https://api.anthropic.com/v1/routines/fire │ ← そのまま
└──────────────────────────────────────────────────────────┘
これを自分のWebフックレシーバーやSlackボットから叩けば、任意のタイミングでRoutineを発火させられます。
ここまでのスコアカード
✅ Routine新規作成 → できた ✅ Schedule(毎朝7時)トリガー設定 → できた ✅ Run Onceでテスト → Slack投稿を確認 ✅ GitHubイベントトリガーも理解 ✅ APIから発火させる方法も理解
第六章 凡人 vs 天才のユースケース5連発
ここからが本番です。実際の仕事シーンで、同じ状況でも「凡人」と「天才」がどう違う使い方をするかを5つ並べます。
使い方① ── 大きなリファクタリング案件が来た
凡人の動き: Claude Codeのメインセッションを1つ開いて、「このリポジトリをTypeScript化して」と指示。1時間放置。終わったら差分をレビュー。問題があったら直してもらう。完了まで3時間。
天才の動き: サイドバーに5本のセッションを並列で立ち上げる。
セッションA:srcフォルダのTypeScript化
セッションB:テストコードの型付け
セッションC:設定ファイル(tsconfig.jsonなど)の整備
セッションD:CIパイプラインの型チェック追加
セッションE:ドキュメントの型情報追記
それぞれに指示を出して、並列で走らせる。自分は差分レビューに集中。完了まで1時間。
💡 コツ:並列稼働する時は、互いに干渉しない範囲に作業を分割するのがポイント。同じファイルを別セッションが同時に触ると、後発のセッションがコンフリクトに巻き込まれます。
使い方② ── 毎朝のissueトリアージ
凡人の動き: 朝9時に出社してSlackとGitHubを見る。通知が100件。1つずつ確認して優先度を判断。ここで30分〜1時間。本題の仕事に入るのが10時。
天才の動き: Routineで「毎朝7時にissueとPR通知を要約してSlackに投稿」を設定済み。自分が起きる頃にはSlack #dev チャンネルに優先度別のサマリーが届いている。朝一番で30秒読めば、今日の優先順位が決まる。
指示例:「昨日0時〜今朝7時までの間に起票されたissueを集めて、ラベル・タイトル・起票者・優先度推定を並べて、Markdown形式でSlackに投稿してください。」
使い方③ ── 土曜日に急に「月曜の朝イチで提案書出して」と言われた
凡人の動き: 土日で資料作成開始。ExcelでデータをまとめてPowerPointに貼り付け。グラフのキャプチャ、位置調整、フォント統一、レイアウト調整。土日が潰れる。
天才の動き: CoworkモードでExcelファイルを開いて「先月の売上データから、前年同月比・カテゴリ別・地域別の3つの切り口でサマリーを作って、その結果を『提案書テンプレ.pptx』の3〜7ページ目に入れて」と日本語で指示。30分で提案書の下書きが完成。
土曜の残りの時間は家族と過ごす、または副業案件を進める、または休む。
使い方④ ── リリース前夜、dependabotが100件PRを作ってた
凡人の動き: 1つずつPRを開いて、差分を見て、テストを走らせて、マージ可否を判断。夜通し作業。
天才の動き: GitHub WebhookトリガーのRoutineを仕込んでおく。「dependabotが作ったPRは、ビルド・テストが通ってbreaking changeが無ければ自動でapproveラベル」するRoutine。 並列で、Claude Codeデスクトップのサイドバーに10セッション立てて、複雑なPR(メジャーバージョンアップなど)だけ手動レビュー。
深夜残業3時間が、レビュー30分に短縮。
使い方⑤ ── 顧客問い合わせに即レスしたい
凡人の動き: メールが来るたびにチェック。内容を読んで、関連ドキュメントを探して、回答文を書く。1件15分。1日20件で5時間。
天才の動き: 自社の問い合わせフォーム → APIで /fire エンドポイントを叩いて、Routineが起動。「問い合わせ内容を社内ナレッジと照合して、一次返信の下書きをGmailの下書きに保存」を自動化。 自分は下書きを確認して、微修正して送信するだけ。1件30秒。1日20件で10分。
このワークフローを他社にも提供すれば、自動化コンサルの案件として月10〜30万円単価で売れます。
💡 コツ:「一次返信の下書き」までを自動化する。最終送信は人間が確認するフローにすると、誤送信リスクを抑えつつ時短が実現します。
第七章 今日から真似できる「天才テクニック」5選
テクニック①:並列セッション命名規則を決める
サイドバーに5本も10本も並ぶと、どれがどれだか分からなくなります。
❌:「untitled」「untitled 2」「untitled 3」 ⭕:「refactor-auth」「bugfix-login」「docs-update」
命名規則のおすすめパターン:
{作業種別}-{対象}
例: refactor-auth, bugfix-login, test-payment
セッション名はサイドバーで常に見えるので、この規則を守るだけで自分の脳のワーキングメモリが節約されます。
テクニック②:サイドチャットをメモ代わりに使う
サイドチャット(⌘+; / Ctrl+;)は、メインセッションに書き込まないので、軽い質問やメモに最適。
使い方:
「この関数の命名、loadUserData と fetchUser どっちが一般的?」
(確認して)
「このエラーメッセージ、ユーザーに何をしてほしいか伝わる?」
(確認して)
「このライブラリ、メンテナンスされてる?最終コミットはいつ?」
メインスレッドが「方針変更かな?」と誤解することがないので、気軽に何でも聞けます。社内のちょっとした質問を隣の席のエンジニアに投げる感覚。
テクニック③:Routineプロンプトは「指示」ではなく「仕事の依頼」として書く
❌ダメな例: 「issueを整理して」
⭕良い例: 「以下の手順で作業してください。
過去24時間に起票されたissueをリストアップ
ラベルをもとに優先度を High / Medium / Low で分類
各issueに対して、想定される工数(S / M / L)を書き添える
結果をMarkdown形式でまとめて、Slackの #dev チャンネルに投稿
投稿のタイトルは『{日付} 朝のissue整理』で統一」
Routineは自分がいない時に動くので、手順を明示的に書いておくほど安定します。人間のアルバイトに最初の1週間で仕事を教える感覚。
テクニック④:「毎回やること」と「1回だけやること」を意識的に分ける
Routineを設計する時、この切り分けが抜けていると、ちょっと条件が変わるたびに作り直す羽目になります。
1回だけやること:
リポジトリの指定
Slackのチャンネル設定
必要なコネクタの接続
トリガー(スケジュール or GitHubイベント)の決定
毎回やること:
Prompt内の「対象期間」「対象ラベル」「出力先」などのパラメータ
後者だけ「★ここを変える★」みたいなコメントで明示しておくと、3ヶ月後の自分が「これ何だっけ」にならない。
テクニック⑤:CoworkとRoutinesを組み合わせる
CoworkとRoutinesは、別の機能に見えますが、組み合わせると強烈です。
例:「毎週金曜の18時に、今週のGitHubアクティビティ(マージされたPR一覧、オープン中のissue数、デプロイ回数)をまとめて、経営会議用のPowerPointスライドを1枚作って、Google Driveにアップロード」
これをRoutineで設定。Coworkのプラグイン(PowerPoint + Google Drive)を使えば、スライド生成とアップロードまで全自動。月曜の朝イチで上司にSlackで「先週のレポートはドライブにあります」と投げるだけ。
自分の仕事がどんどん「人間にしかできないこと」に集約されていきます。
よくある質問
Q: Routinesは無料で使えますか? いいえ。有料プラン(Pro / Max / Team / Enterprise)のサブスクが必要です。ただし、Routineの実行料金が別でかかるわけではなく、既存のサブスクトークン枠を消費する形なので、追加課金は発生しません。
Q: Pro(月20ドル)だと1日5回しか動かせないって、少なくないですか? 用途によります。1日1本を朝7時に動かすだけなら、週5×朝1本で十分。複数のRoutineを並行で走らせたい、GitHubイベントで都度起動したい、みたいなヘビーな使い方ならMax(月100ドル、15回/日)以上が必要です。
Q: Coworkと従来のClaude Codeは、どっちを使えばいいですか? 両方。コードを書く時はClaude Code本体、Excel・PPT・メール・ファイル整理はCowork、という使い分けです。両方とも同じサブスクで使えます。
Q: アプデ後にサイドバーが表示されません。 デスクトップアプリのバージョンを確認してください。2026年4月14日以降のバージョンに更新されていないと新UIは出てきません。アプリ内の「Check for Updates」から最新版をインストールしてください。
Q: GitHub Webhook連携が反応しません。 プレビュー期間中、1時間あたりのイベント受信回数に制限があります。スパム的にPR作成やラベル変更を繰り返すとスロットリングが入るので、必要なイベントだけに絞り込んでください。
Q: Routineが走ったか確認する方法は? Claude Codeデスクトップの「Sessions」タブに、Routineの実行履歴が全部残ります。何を指示されて、どのファイルを触って、どんな結果を出したかが後から全部読み返せます。
Q: この3つの新機能、どれから手を付けるべきですか? まずはデスクトップ刷新の「サイドバー並列稼働」から。既存の仕事の進め方をそのまま並列化するだけで効果が出るので、学習コストが一番低い。慣れてきたら、Routinesで定型仕事を自動化、最後にCoworkで非コード業務も巻き取る、の順がおすすめ。
まとめ
2026年4月14日、Claude Codeに起きた変化。
デスクトップ刷新。並列セッション。統合ターミナル。 Routines。クラウド自動実行。PC閉じても動く。 Cowork GA。Excel・PPT・メール・ファイル整理、全部可能。
凡人:前と同じ使い方を続ける。成果は据え置き。 天才:サイドバーで並列、Routinesで夜勤、Coworkで事務。成果は10倍。
同じサブスク。同じ値段。差は「知ってるかどうか」だけ。
この記事を読み終えたあなたは、もう天才側に立っています。
ここまで読んでくれたあなたへ
ここまで読んで「すごいのは分かった。でも、自分の業務にどう活かせばいいのかイメージが湧かない」と感じた方もいると思います。
僕の公式LINEでは、1on1のAIコンサルをやっています。
業務内容や課題を丁寧にヒアリングして、「じゃああなたの場合はこう使うといい」を一緒に考えます。
記事だけだと「一般論としては分かるけど、自分の場合は?」がどうしても残る。そこを埋めるための場です。
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アドネス株式会社 代表取締役 三上 功太 2026年4月