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ある発想の転換をすることで、Claude Code完結でハイクオリティなスライド資料を作れるようになった

梶谷健人@kajikent
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先日PIVOTに出演したのですが、その際に使っていた約40枚ほどのスライドは、Claude Code完結で作ったものでした。 ▼ 実際に使ったスライドはこちら 今までKeynoteで作成していたデザインクオリティを実現しつつ、図解がしっかり入る分、恐らく今まで自分が作ってたスライドよりクオリティは高いです。 また、PIVOTでの出演資料のようなスライドには、内容設計から資料作成までで今まで2日ほどかかっていたのですが、今回は3時間ほどで終わりました。 非エンジニアの場合は登壇や社外への提案などでスライド資料を用意する必要が多いかと思いますが、巷のスライド生成AIはどれもクオリティが微妙で実用には使えないのが現状かと思います。 そんな中でどうやって実戦で使えるレベルのスライドをClaude Codeで作っているのか? そのポイントを紹介します。 ※ 本記事はnote記事の一部を編集して公開している記事になります。note版はこちら。 1. AIスライドが「絶妙にビミョー」になる、構造的な理由 「なぜかAIスライドは絶妙にビミョーな出来になる」 まずこの問題から整理します。 AIスライド生成の現状をざっと俯瞰すると、以下のようなツールや手法が一般的です。 AIでパワポを自動生成するツール(python-pptx等) MarkdownからスライドをつくるツールのMarp Claude in PowerPoint / Copilot GensparkやManusのスライド生成機能 Gammmaなどのスライド生成AIサービス 私もどれも試しましたが、どれも社内打ち合わせ用途では使えますが、登壇や社外への提案などで使えるクオリティは作れませんでした。 これらの手法の失敗には共通する構造があります。 PowerPointやKeynoteは独自の複雑な形式を持つツールで、AIには「触りにくい」構造をしています。(GensparkやManusの出力結果も編集しようと思うと結局パワポ変換が必要になり、そこで大きく崩れます) AIの能力がパワポという「フォーマットの壁」に阻まれているのです。 2. 「アウトプットの形式」は人間時代の慣習だった 「そもそも、なぜパワーポイントという形式を使っているのか」を問い直すと、それが単なる慣習であることに気づきます。 多くのAI活用の議論は「プロンプトの書き方」や「ツールの選び方」に終始しています。しかし、より根本的な問いがあります。 そのアウトプット形式は、AIを前提とした働き方において最適なのか? という問いです。 PowerPointやKeynoteが「スライド=これ」という標準になったのは、人間が手作業で美しいものを作っていた時代の最適解でした。 AIが登場した今、その前提をそのまま引き継ぐ必要はありません。 ここで発想の転換をしてみました。 AIが最も得意なのは「コーディング」です。そしてブラウザは、世界で最も精巧に磨き込まれたレンダリングエンジンです。 スライドを「パワポファイル」ではなく「1つのWebサイト」として作ってしまえばいい。 そして、Claude Codeが得意な記事構成を書かせ、それを16:9で画面送りできるWEBサイトとしてVive Codingさせてみたところ、今まで試してきたどのツールよりも綺麗なスライドが出来上がったのです。 そう、実はスライドに見えるこちらの資料も、実は物凄く長い1枚のWEBページを16:9の比率のセクションを移動していく挙動で表示しているだけなのです。 こうして人間主導の時代のフォーマットに無理やりAIに突き合わせるのではなく、AIが得意なフォーマットに人間が合わせることで、格段に使えるアウトプットが手に入るようになりました。 「人間時代のアウトプット形式を疑って、AIが得意な形式に出力をずらす」というのは、スライドに限らずAI時代の汎用的な設計思想だと言えます。 ぜひ皆さんもこのような発想でスライド資料作りや、その他のアウトプット作成をAIでアップデートしてみてください。 自分はこのような考え方でスライド作成は今までのKeynoteから完全にClaude Codeに乗り換えました。 より詳細な構築手順や仕様が気になる方はぜひnote版を読んでみてください。 ▼ note版 https://note.com/kajiken0630/n/n3bc37c10ef3b またnote版では、皆さんが自社のスライドシステムを構築するときの雛形となるフォルダ&ファイルと、Claude Codeへのコピペ用プロンプト集を特典として配布しています。 それらの雛形と指示ファイルをClaude Codeに渡して「この通り構築お願い」と頼むだけで、この記事で紹介したようなスライド生成システムを良い感じに構築してくれます。 記事を読んで「やってみたい」と思ったら、自分でゼロから設定する必要はなく、Claude Codeにマニュアルを渡して、対話するだけで同じようなスライド生成環境をつくることができます。 忙しくて記事読む暇がないよ!という方はこの雛形フォルダをClaude Codeに渡すだけでも大丈夫です。 それでは皆さん、よきClaude Codeライフを!
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先日PIVOTに出演したのですが、その際に使っていた約40枚ほどのスライドは、Claude Code完結で作ったものでした。 ▼ 実際に使ったスライドはこちら 今までKeynoteで作成していたデザインクオリティを実現しつつ、図解がしっかり入る分、恐らく今まで自分が作ってたスライドよりクオリティは高いです。 また、PIVOTでの出演資料のようなスライドには、内容設計から資料作成までで今まで2日ほどかかっていたのですが、今回は3時間ほどで終わりました。 非エンジニアの場合は登壇や社外への提案などでスライド資料を用意する必要が多いかと思いますが、巷のスライド生成AIはどれもクオリティが微妙で実用には使えないのが現状かと思います。 そんな中でどうやって実戦で使えるレベルのスライドをClaude Codeで作っているのか? そのポイントを紹介します。 ※ 本記事はnote記事の一部を編集して公開している記事になります。note版はこちら。 1. AIスライドが「絶妙にビミョー」になる、構造的な理由 「なぜかAIスライドは絶妙にビミョーな出来になる」 まずこの問題から整理します。 AIスライド生成の現状をざっと俯瞰すると、以下のようなツールや手法が一般的です。 AIでパワポを自動生成するツール(python-pptx等) MarkdownからスライドをつくるツールのMarp Claude in PowerPoint / Copilot GensparkやManusのスライド生成機能 Gammmaなどのスライド生成AIサービス 私もどれも試しましたが、どれも社内打ち合わせ用途では使えますが、登壇や社外への提案などで使えるクオリティは作れませんでした。 これらの手法の失敗には共通する構造があります。 PowerPointやKeynoteは独自の複雑な形式を持つツールで、AIには「触りにくい」構造をしています。(GensparkやManusの出力結果も編集しようと思うと結局パワポ変換が必要になり、そこで大きく崩れます) AIの能力がパワポという「フォーマットの壁」に阻まれているのです。 2. 「アウトプットの形式」は人間時代の慣習だった 「そもそも、なぜパワーポイントという形式を使っているのか」を問い直すと、それが単なる慣習であることに気づきます。 多くのAI活用の議論は「プロンプトの書き方」や「ツールの選び方」に終始しています。しかし、より根本的な問いがあります。 そのアウトプット形式は、AIを前提とした働き方において最適なのか? という問いです。 PowerPointやKeynoteが「スライド=これ」という標準になったのは、人間が手作業で美しいものを作っていた時代の最適解でした。 AIが登場した今、その前提をそのまま引き継ぐ必要はありません。 ここで発想の転換をしてみました。 AIが最も得意なのは「コーディング」です。そしてブラウザは、世界で最も精巧に磨き込まれたレンダリングエンジンです。 スライドを「パワポファイル」ではなく「1つのWebサイト」として作ってしまえばいい。 そして、Claude Codeが得意な記事構成を書かせ、それを16:9で画面送りできるWEBサイトとしてVive Codingさせてみたところ、今まで試してきたどのツールよりも綺麗なスライドが出来上がったのです。 そう、実はスライドに見えるこちらの資料も、実は物凄く長い1枚のWEBページを16:9の比率のセクションを移動していく挙動で表示しているだけなのです。 こうして人間主導の時代のフォーマットに無理やりAIに突き合わせるのではなく、AIが得意なフォーマットに人間が合わせることで、格段に使えるアウトプットが手に入るようになりました。 「人間時代のアウトプット形式を疑って、AIが得意な形式に出力をずらす」というのは、スライドに限らずAI時代の汎用的な設計思想だと言えます。 ぜひ皆さんもこのような発想でスライド資料作りや、その他のアウトプット作成をAIでアップデートしてみてください。 自分はこのような考え方でスライド作成は今までのKeynoteから完全にClaude Codeに乗り換えました。 より詳細な構築手順や仕様が気になる方はぜひnote版を読んでみてください。 ▼ note版 https://note.com/kajiken0630/n/n3bc37c10ef3b またnote版では、皆さんが自社のスライドシステムを構築するときの雛形となるフォルダ&ファイルと、Claude Codeへのコピペ用プロンプト集を特典として配布しています。 それらの雛形と指示ファイルをClaude Codeに渡して「この通り構築お願い」と頼むだけで、この記事で紹介したようなスライド生成システムを良い感じに構築してくれます。 記事を読んで「やってみたい」と思ったら、自分でゼロから設定する必要はなく、Claude Codeにマニュアルを渡して、対話するだけで同じようなスライド生成環境をつくることができます。 忙しくて記事読む暇がないよ!という方はこの雛形フォルダをClaude Codeに渡すだけでも大丈夫です。 それでは皆さん、よきClaude Codeライフを!

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